本は内容が良くてもタイトルがさえないと売れない。そういうルールがずっと通用している。これは特に実際本作りをやっているといつも痛感することで、正論である。

自分がいた出版社などはある意味、たった一つのタイトルで救われ一気に著名度が高まった。あれがなかったらとっくに消滅していたことだろう。(そのときとくに感じたことは、タイトルはきれいごとではだめだということだ。少々泥臭くなければならない)。

ただしである。最近は逆に注意が必要である。タイトルだけすごい本がますます増えているのだ。タイトルに引かれて実際に購入し、家で読んでみると、いったいどうしてこういうタイトルになったのかと憤慨してしまうこともある。そういうときはすぐにBOOK-OFFに行く。

同じ著者のもので内容もほとんど変らないのに、実に巧みな新しいタイトルが付いている。そういうことだっていまだにある。そうなると缶コーヒーとかビールと大差がないことになるかな。

私は昨日、夜ビールを飲んだ後近くの書店に行き、いくつかのタイトルに目をひかれた。でも少しばかり中身を見てみると、どれもいわばやっつけ仕事である。で、何を買ったかというと勝間和代の『まねる力』だ。これから半日かけて読むのだ。これは地味なタイトルと言えるか。

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