Archive for July 9th, 2010


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語学は、ありきたりの優秀な語学学校とか教材ではなく、やはり一流のスパイがどうやって外国語をマスターしたかを理解して応用するのが一番だと思う。けっして複雑なことではない。短く言うと、特に大人になってから外国語を習得するには、強烈なミッションが必要だということである。別の言い方をするならば、「必要なものは身につく、必要ではないものは身につかない」だろう。

楽天の三木谷さんは、「2年後に英語ができない執行役員はみんなクビです」と言ったそうだ。でも、執行役員あるいは社員が、英語ができなければ仕事もままならないと思わないかぎり、絵空事に終わるような気がする。

私は今英語で何とか飯を食っている。それができるようになったのは、英語雑誌の出版社をやめた後、仕事上英語の必要性を本当に感じ、必死で勉強した後のことである。趣味でやっていた語学はスキルとして役立たなかったのだ。

本物のスパイだったウォルフガング・ロッツは、『スパイのためのハンドブック』の中でこう言っている。

<<私は、訓練で習得される知識や技能の約五〇パーセントしか実際任務では役立たない、とのべた。五〇パーセントの中身がわからないところにむずかしさがある。習ったものはどんなものでも早晩使い道があるかもしれず、あなたがたいして気にもとめなかった些細なことが、いつの日か決定的な重大事になることもあろう。>>

どうだろう、このフレーズは語学をやる上でも含蓄に満ちていないだろうか。